縫い始め”もじゃり”意外な原因!

ミシンで縫い始める時には下糸を釣り上げて上糸、下糸ともある程度引き出したら押さえの下に90度になるように入れ、スタートすると裏側がもじゃっとなりません。

それでももじゃるんです、と相談を受けました。
それは意外な原因があるんですよ。

それはスタート時に、布を置いて、針を手動でおとしてから押さえを下げているから!

足踏みミシンから始めた方、もしくはそれに慣れている方から教わった方(私も家庭科でそうならったような)は、針⇒押さえの順番だったと思いますが、現代のミシンはその順番はよろしくないのです。

何故ならば、針を落とした時に糸がたるんでそのしわ寄せが裏側に影響するから。

ほら、黄色い丸のここ!たるんでる
下糸の状態。左が押さえを下げる前に針を落とした場合。ね?


左が押さえより先に針を落とした場合、右は正しく押さえ下ろして針落とした場合。

こういうのは習慣になっているので早めに矯正したほうがいいです。

また、縫い始めてから向こう側の布を左手で引っ張る方もいますが、足踏みミシンの古いものだとなかなか送ってくれなかった布でも、今のミシンはちゃんと送ってくれるので基本、”人力”は必要ありません。
ストレッチや薄い生地でもないのになんか目が飛んでるな、という方、向こう側に手をまわして引っ張ってない?
(薄手や目の詰まった布などでパッカリングが起こる際には防ぐ向こうを引っ張る場合はありますけどね)

こんな細かいことですが、気をつけてみてくださいね!


コメント